関西潮陵会

関西潮陵会

北海道小樽潮陵高等学校

関西在住卒業生の同窓会です

「私の沼島小旅行記」 47期 金澤陽子

私の沼島小旅行記

47期 金澤 陽子

<はじめに>

 平成30年、今年は関西潮陵会の発足50周年に当たるという事で、その記念式典は既に4月下旬に和やかに実施されましたが、更にこの年の特別企画行事として、例年実施されている「春の潮歩会」を「沼島探訪ウォーキング」と題して、一泊旅行を幹事が企画してくれました。その案内状を見て私が心ひかれたのは①今の時期が旬の鱧料理を楽しむ。②沼島ウォーキングと、海上から眺める奇岩巡りのクルージングのどちらかに参加する。という二項目で、私は早速参加申し込みをしましたが、いつものように全員が同じ行動をとる訳ではなく、この稿は私の目線で感じた事を書く訳なので、あえて[私の旅行記]と題する事にしました。
 参加者は8名(写真をご参照ください)乗用車2台、高橋号と今坂号に分乗して、淡路島の沼島行渡船乗場に16時集合からこの旅は始まりました。

<第一日目 5月19日(土)>

 私は「今坂号」に乗せてもらうので、当日12時に自宅へ迎えに来て下さるとの事、時間通りに来て下さり、いよいよ出発です。お互い堺市の住人ですから、出発後間もなく高速堺湾岸線に乗り、快晴の湾岸風景を楽しむ事ができました。ちなみに今坂号は新車で、何もかも最新の設備が整い、特に感心したのは「カーナビ」でした。自分の車と比べて、案内がわかり易く親切で大いに気に入りました。という事で車は快適に走り続け、途中休憩も入れて午後4時、予定通り淡路島の沼島行汽船乗り場「土生」に到着。高橋号の5名と合流し、計8名全員が揃い、船は4時30分「土生」発、10分後「沼島」着。料理旅館「木村屋」の車で宿舎には5時に到着。それぞれの部屋に落ち着き、ゆっくり入浴して食事の部屋へ集まり、鱧料理の夕食。お料理は盛沢山で最後は鱧鍋でしめる、という献立で飲み物も日本酒の差し入れ等あり、大満足の夕食でした。ここで私の感想は、玄関の大水槽で泳ぐ1mもあろうかという鱧。こんな大きな魚を(鰻もだけど)初めて食べた人、しかも鱧の場合は骨切りまでしての勇気?に感心しました。この夜は夕食後も皆で一室に集まり、サロンの再現。こうして楽しい時を過ごした後各室へ戻って就寝。

<第二日目 5月20日(日)>

 私は一人部屋だったので珍しく早起き、5時半頃目覚めて朝風呂、後一人で8時の朝食まで外を歩いて(寒かった!)時を過ごし、朝食の席につくとこれまた大変なご馳走!誰かが数えた所、一汁十菜という品数でした。
 後、ウォーキングとクルージング、各4人の二手に別れ、私は他の3人と漁船の待つ岸壁へ。現役の漁船は岸壁からの直接の乗降がとても大変で、特に私は膝痛があるので降りる時は今坂さんにとてもお世話になり感謝しております。
 ここで一言申し添えたいのは、沼島の海の島々。私がよく見る火山の岩は大抵は柱状節理の物が多いのに、この沼島の岩は案内書によれば鞸型褶曲(さやがたしゅうきょく)という岩の同心円構造で、ここ以外はフランスで一ヶ所見られるだけという事でした。本当に平らなお皿を積み上げたような感じの所もあり、参加して良かったとつくづく嬉しく感じました。
 帰りの船は11時20分発、土生着11時30分。二台連なって本州へと向かう。10割ソバの看板のお店で昼食。市場での買い物を経て本州へのトンネルの中で二台が二手に別れて解散しました。

<おわりに>

 以上で「楽しかった小旅行」はこれで終わったのですが、この私の失敗の為に、この後、残念な事がありましたのをおわびと共にあえて書き添えておきます。
 今坂号が順調に神戸市内に入り、帰りの湾岸高速へのゲートを通った直後、パトカーに追いかけられました。それは後部座席の私がシートベルトをしていなかったからです。運転していた今坂さんが調書をとられ、点数1点減点という処分を受けられました事。今坂さんには本当に申し訳なく、心からお詫び致します。乗せていただいた上にご迷惑をおかけしたこと、ごめんなさい。
 皆様も後部座席でのシートベルトはどうぞお忘れなく!!

以上

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